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看護師の教育システム

プリセプターシップをご存知ですか?

看護師を育成するプリセプターシップという制度を導入している医療機関があります。病院に就職したての新人看護師(プリセプティー)の教育・指導を担当する看護師(プリセプター)を任命する制度のことで、大抵2~4年目の看護師がこれを任されます。

プリセプティーは、初めての体験や環境が一気に押し寄せてくることでパニックになることもあれば、期待と現実のあいだに生まれるギャップ「リアリティショック」を受け精神的に不安定になることがよくあります。プリセプターはそういったプリセプティーを助け、一人前の看護師に育て上げるサポートをする役割なのですが、年間の指導内容が詳細に決められており、うまく導いていかなければならないのです。

とはいえ、まがりなりにも「指導者」となるわけですので、誰でも務まるというわけでもありません。プリセプターには、きちんとプリセプティーが周囲の先輩看護師と円滑なコミュニケーションをとれるように橋渡しをしてあげる力が求められますし、すべての看護業務の指導するティーチングから一人立ちを促すコーチングまでの素養も求められます。

このプリセプターシップという制度のメリットは?

新人看護師(プリセプティー)の離職を防ぎ、成長を促す効果はもちろん、教育・指導を担当する看護師(プリセプター)の成長をも促すことができます。

人は、自分自身が身に付けた知識・技術を誰か他のひとに教える時、さらに一段深く、その知識・技術を理解することができますので、そういった「ひとに教える機会」が創出できることが、こういった徒弟制度風のシステムの良い点だと言えます。

また、教育体制を常に見直し改善する機会も生まれ、職場環境全体を活性化させる効果もあります。

一方、大きなデメリットはといえば、ただでさえ日常の業務に忙殺される先輩看護師にさらに大きな仕事を一つ増やすことになる点でしょう。うまく指導しなければ、かえってほったらかしにされている疎外感をプリセプティーに与えてしまうことになりかねませんし、構い過ぎると依存させてしまうことにもつながります。

また、どうしても生じてしまうのが、人と人との相性の問題です。こればかりは回避するのが難しい問題ですが、ひとを育てるのは、いつの時代、どこの世界でも難しいものなので、万全のシステムというのは存在しないものです。

ですが、こういったひとがひとを育てる関係性を育む試み自体は、その組織集団に合った形や手法で取り入れていってほしいものです。