医療現場特有の求人条件チェックポイント①
看護師の求人情報や事前の面接・面談などで
就労条件をチェックする際は、次のようなポイントを特に注意して情報収集するようにしましょう。
勤務形態
具体的な就業時間帯がどうなっているのか? 特に、「2交替制」か「3交替制」か、その併用なのか。どういった勤務形態になっているかで生活スタイルが著しく左右されるので重要なポイントです。また、記載されているようであれば、平均残業時間や月平均の夜勤回数も確認しておきたいところです。
勤務地・配属先
病院でない限り、転勤があることはあまりありませんが、勤務地は確認しておきましょう。もう一つ大事なのは、配属先の科が複数ある場合に、どの科でどういった職務に就くことになるのかも気になる情報です。うっかりしていると未経験の部署や本来やりたい仕事でない部署に配属されるなんてこともあるので注意しましょう。
社会保険・労働保険
「社会保険」と記載されていた場合、健康保険や厚生年金保険、雇用保険、労災保険がすべて完備なのかどうかは念のため確認しておきましょう。滅多にあることではありませんが、小さな個人医院やクリニックでは社会保険が完備されていない所もあります。また、非常勤での勤務では、適用されない場合もあるので確認が必要です。
看護配置・看護職員数
その医療機関の患者数に対する看護職員の人数の割合が分かれば、その医療機関が提供する看護のクオリティや、看護師一人当たりの仕事量を推測する目安にすることができます。総合病院や大学病院など、規模の大きな医療機関ではどこも人手不足気味なことが多いですが、それでも丁寧な看護体制を敷いている病院と、業務をこなすので手一杯の病院とがあります。また、同じ病院内でも科が異なると看護師の人数と配置が変わり、事情がごろっと違う場合がありますので注意が必要です。
オンコールの有無と頻度
「オンコール」とは勤務形態の一つで、自宅など病院外で自由に行動して構わないが、いつでも連絡が取れる状態にしておくことで、急患などへの対応ですぐに出勤要請に応えられるよう待機しておくことです。もし、勤務先の医療機関がオンコールを採用しているのであれば、看護師の月平均出勤回数とオンコールの手当て(待機料の有無)も確認しておきましょう。一見勤務時間やシフトが楽に見えてもオンコールの有無で、就労後の生活に大きな影響が出てきますのでここも注意が必要です。